相続税について
2024年12月18日
💡相続税がかかる人・かからない人の違い
✔ 基礎控除の金額
相続税がかかるかどうかの分かれ目は、遺産総額が基礎控除を超えるかどうかです。
基礎控除額の計算式:
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
📌 例:相続人が3人(配偶者+子2人)→ 基礎控除は4,800万円
→ 遺産が4,800万円以下なら相続税なし/申告不要
📊 相続税の計算ステップ
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遺産の評価額をすべて足す(相続時の時価で計算)
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基礎控除額を差し引き課税遺産総額を算出する(3,000万円+600万円×法定相続人)
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法定相続分に応ずる取得金額に対して税率を適用
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実際の分け方に応じて調整
5.各種税額控除を適用→実際の納税額
💰 税率は「累進課税」方式
財産が多ければ多いほど税率が上がる仕組みです。
相続額(1人あたり) 税率 控除額 ~1,000万円 10% 0円 ~3,000万円 15% 50万円 ~5,000万円 20% 200万円 ~1億円 30% 700万円 ~2億円 40% 1,700万円 ~3億円 45% 2,700万円 ~6億円 50% 4,200万円 6億円超 55% 7,200万円
👨👩👧👦控除・特例(節税ポイント) |
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特例名 | 内容 |
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配偶者の税額軽減 | 配偶者の取得分が1.6億円 or 法定相続分までは非課税 |
小規模宅地等の特例 | 自宅や事業用の土地が最大80%評価減 |
相次相続控除 | 10年以内に連続で相続が起きた場合の税の軽減 |
生命保険非課税枠 | 500万円 × 法定相続人の数まで非課税(契約条件あり) |
✅ 相続税の納付スケジュール
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✅ まとめ
ポイント | |
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相続税がかかるのは遺産が一定額を超えるとき | |
控除や特例が多いので、正確な判断が大事 | |
生前対策(贈与・養子・保険の活用)で節税可能 | |
相続後の申告はスピードが命(10か月以内) |
「相続税の控除額一覧」はこちら |